若葉が眠って少ししてからボーイが休憩室に来た。
そして若葉と柚留との距離に驚いた。
そんなボーイに柚から声をかけた。
柚「どうした?」
ボーイ「いえ…もう5分経過しましたので魅姫さんを呼びに来たんですが…。」
柚「ご苦労さん。
でもこいつ今寝たとこだからもう少ししたら俺が起こすわ。」
ボーイ「ですが…花森様がいらっしゃってまして……。」
柚「来たのか。
ここへ連れて来てくれ。
……少なくとも店で待たせるよりはいいだろうしな。」
ボーイはすぐに店に戻って行った。
そしてその数分後、育斗と一緒に戻って来た。
ボーイは一言声をかけてから自分の仕事に戻っていった。
育斗は寝ている若葉のすぐ近くに座り、柚の手を捻り挙げた。
柚「ちょっ痛ぇ!!」
育「痛くしてるんだから当たり前だ。
それより静かにしろ。
若葉が起きるだろうが。」
すると譲はおとなしくなり、育斗は捻り挙げていた手を離した。
柚「はー…。
で、それよりお前若葉と付き合ってんだって?」
育「悪いか?」
柚「悪くはねぇよ。
……だがあの問題は解決しているのか?」
真剣な顔つきで育斗に聞いた。
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