夜×裏 -運命のヒト-





「1人で平気だったのにっ…。
育斗が私にこんなことするから…


こんな暖かく包まれたら一人が怖くて怖くてっ…。」



育「だから傍にいるって言ってるだろ?
俺を頼れ。
そして…







俺を好きになれ。
俺に溺れろよ。」





「っ…そんなこと言わないでよ……。
その優しさに、暖かさに甘えたくなる…。」



育「俺は喜んで受け入れるけど?」






どうして…この男はそこまで言ってくれるのだろう……。
私みたいな人なんてこの世にたくさんいるのにどうして…。






育「なぁ、運命って信じるか?」



「え…?」



育「俺は信じる。
若葉に会う前は信じてなかったけど、今なら信じれる。



俺とお前は出会うべくして出会った運命なんだ。
俺がお前を好きになったのも、傍にいたいと思うのも、愛したいと思うのも全部運命なんだ。





若葉も信じてみないか?
…自分の今の気持ちを信じてみろ。」








自分の…気持ち……?






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