「今日も来てくださったんですね。」
育「当たり前。
それより顔色悪いけど大丈夫か?」
「大丈夫ですよ。
それより今日は何にしますか?」
育「…果物だけ。
酔ってんだろ?」
「あ……はい。
どうしてわかったんですか?」
育「お前の事はなんでもわかる。」
……どうしてさらっとこういう事が言えるんだろう。
それから会話を楽しみながら甘酸っぱい果物を口に入れた。
なんとか仕事が終わり、今は家…ではなくファミレスにいる。
もちろん1人でね。
家にいてもあんな思いするだけだから明るい所にいようと考えた結果だ。
コーヒーを飲みながらまったりと過している。
…まぁそんなにまったりは出来ないんだけどね。
1時間くらいしてから帰ることにした。
ゆっくりと歩きながら家に帰り、お風呂に入った。
「…私は強い。
1人でも大丈夫……。」
そう自分に言い聞かせ、お風呂からでてすぐに布団に潜り込んだ。
……まぁ寝れないんだけどね。
明日の仕事大丈夫かな・・・
まぁお金の事はもう大丈夫なんだけど…1人でここにいるのも嫌だし…。
あ、実は借金はなぜか全部なくなっていた。
あの人が育斗の組の人らに連れて行かれた次の日になぜか…。
だいたい誰が払ってくれたか想像は出来るけど私に言いたくないのか、そういう話題にはならないので私は甘えさせてもらった。
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