シーンとした部屋…
電気はついているが外はとても暗く、家全体も私しかいないせいで暗い。
いつもの事なのに妙に怖くなってきた。
体も少しだけ震えてきて急いで布団の中にもぐった。
そして寝ていないのに、夢を見ていないのにあの人達の声が聞こえてきた。
-なんでこんなの産んだんだろう-
-そんなの玩具にするためだろ?-
「っ……やめて……」
-うるさい!!-
-言う事きかねぇ玩具には躾が必要みたいだな?-
「い…嫌だっ……怖いよ…」
そのまま一晩を過した。
自分の過去と戦いながら……
夢なんて見てないのにどうして…
いつも通りの家の中なのにどうして…
考えた結果1つだけ理由が思い浮かんだ。
"俺は若葉の傍にいたい"
"俺の元へ来い"
……人の暖かさを直にうけてしまったから。
だから1人が今まで以上に怖く、そして昔を思い出してしまう。
日が出てきて少しずつ明るくなってきた。
その事に少し安心してゆっくりと目を閉じた。
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