でも私にはまだよくわからない。
本当に育斗が好きなのかどうかが…。
「…私は育斗が好きかわからない。
ただこの空気に流されているだけかもしれない。
……よくわからないの。
だからあなたの元には行けません。」
育「若葉が俺の事をどう思っているかはっきりするまで手は出さねぇ。
まぁ抱しめるまではするが…それ以上はしない。
sakuraの連中にも柚留にも秘密にする。
だからはっきりするまで俺にお前の時間をくれないか?」
真っすぐな目で、真っすぐな言葉で言われてしまいどうすればいいのかわからなくなってきた。
「はっきりするまで…待っててくれるの?」
育「あぁ。
いくらでも待つ。」
いつわかるかなんて正直想像もつかない。
もしかしたら明日わかるかもしれないし、何年も先にならないとわからないかもしれない。
育「いくら時間がかかっても構わない。
だからお前の…若葉の時間をくれ。」
私はゆっくりと頷いた。
すると育斗は嬉しそうな顔をしながらそれからも抱しめてきた。
運「到着いたしました。」
運転手さんに言われるまで抱しめられたままの状態だった。
車から降りると育斗に手を繋がれ、店に入った。
フランス料理のレストランにつれてきてもらった。
もちろん料理はどれも美味しかった。
そしてやっぱりここでも育斗が払ってくれた。
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