夜×裏 -運命のヒト-









………え?








今私何考えてたの……?
自然と育斗のこと考えてた…?










自分の気持ちに戸惑っていると育斗が戻って来た。





育「ほら。」



「あ…ありがとう。」



育「…何かあったのか?」



「ううん!!
何もないよ?」



育「何かあれば遠慮せず言えよ。」




育斗は私の頭を優しく撫でてきた。
育斗の手は暖かくて、妙に安心できた。




「ありがとう。」





それからイルカショーが始まるまでたわいない話をした。
始まってからはもちろんイルカショーに夢中。
イルカが飛ぶたびにキャーキャー騒いでいる私…うるさいかも?とか思いながらも気にせず騒いだ。






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