「ご指名ありがとうございます。」
あの日から前の生活に戻った。
スーツの人に連れて行かれてからあの人は家に帰って来る気配すらない。
ちなみにもう№1に戻った。
お客様がみんな協力してくれたからね。
本当に…優しい人ばかりに囲まれてる私って恵まれてるよね。
豊「魅姫久しぶり!!
今日はずっと俺らと一緒な?」
「え…?」
斎「この前言っただろ?
今度は時間買うみたいな事をさ。」
「あ…言ってましたね!
でも何か悪いような気が……お2人が必死で働いて稼いだお金なのに…。」
斎「俺らギャラ自体高いから別に気にすんなよ。」
豊「そうそう。
前も言ったけど俺ら無駄に稼いじゃってるし?
可愛い可愛い魅姫になら使いがいあるってもんよ!!」
「そうですか。
それなら今夜は三人で楽しんじゃいましょうか。」
斎「あぁ。」
それから私が2人の間に座った。
2人とも高いお酒やフルーツなどを頼んでくれた。
……本当にいいのかな…。
まぁキャバクラで働いてる時点でそういうこと気にしちゃ駄目なんだろうけどね。
しばらく三人でお喋りしていると育斗さんからの指名が入った。
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