・・・ますます意味が分からないんだけど。
処刑とやらを宣告されたあいつは私に話しかけてきた。
父「若葉!!
今まで悪かった!!
若葉は俺の大切な娘で、色々あって八つ当たりしてしまった!!
金は返すしもう手を出したりもしない!!
だから助けてくれっ!!」
必死に頼み込んでくる父親の姿に怒りがこみ上げてきた。
処刑というのは言葉からしておそらく痛めつけられることだろう・・・
だからここまで必死に私に・・・
「私さ、辛かったよ。
殴られて、閉じ込められて・・・っ。
でもね、耐えてきた。
例えそんな親でも・・・私にとって親は二人だけだから・・・・・・。
それなのにっ!!
あんたは借金残して逃げていった!!
高校進学したかった!!
でも出来なかった!!
今更調子良いこと言わないでよっ!!」
父「悪かった!!
本当にすまなかった!!」
育「謝って許せるほど若葉の傷は浅くねぇんだよ。
・・・連れていけ。」
育斗の声に2人はあいつを連れて行った。
その時も私に助けを求めていた。
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