三週間後…私は無事退院した。
しばらくは体に負担をかけないようにと忠告も受けた。
……まぁお酒は飲むけどね!!




そして久々に仕事に行った。





客「久しぶり。
もう大丈夫？」



「もう平気です。
今日からまた復帰しますのでよろしくお願いしますね。」



客「魅姫がいなくてすっげぇ寂しかったんだぜ？
よし!!
今日は復帰祝いだな!!」



「ありがとうございます。」



今日から復帰だという事が噂になっていたのか、いつも私を指名してくれているお客さんが多く来てくれた。
そしてみんな高いお酒ばかり注文してくれた。





出勤した時に実は№３に落ちた事を柚から聞いた。
それを私のお客さん達も知っていたみたいで私を№１に戻そうとしてくれているらしい。
…まぁお祝いっていうのは本当みたいなんだけどね。




心優しい人達に囲まれて、支えられて…私って幸せ者だな……。
そう思いながら純粋に楽しんでいた。






しばらくすると育斗が店に来た。
そしてボーイに頼んで育斗をみんなで騒いでいるここにつれてきてもらった。





「育斗…来てくれてありがとうございます。」



育「いや、退院おめでとう。」



「ありがとうございます。
ここで皆さんにお祝いしてもらっている最中なんです。
よければここで一緒に騒ぎませんか？」



そう言うとお客さん達は花森組の組長とだなんて…という空気になった。
…まぁ確かに極道っていいイメージとかないよね。




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