育「…そろそろ帰るか。」



「お見送りいたします。」



そう言って立ち上がった瞬間、今までとは比べ物にならないくらい激痛が全身を駆け巡った。
私は耐え切れずその場に倒れこんだ。
そんな私を見て育斗がすぐに駆け寄ってきた。



育「おい!!
大丈夫か!?

しっかりしろ!!」



「痛いっ…!!

体がっ…痛いよ…っ……」



育「おい!!
オーナー呼んで来い!!」



ボーイ「わ、わかりました!!」



近くにいたボーイが慌ててオーナーを呼びに行った。
するとすぐにオーナーが来た。



柚「魅姫!?」



育「いきなり痛がって倒れこんだ。
今すぐ病院連れてくぞ。」



柚「頼む。
俺もすぐ向かう。」



育斗は私をお姫様抱っこし、お店を出た。
そして高級そうな車に乗せられて中で膝枕してもらっている。
育斗は運転手に病院に急ぐように言ったのを聞いてから意識を失った。




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