育「それにしても……その格好似合ってるな。」
「まぁ一応制服着ている年齢ですし。」
育「そうだったな。
…せっかくだし一緒に店まわらねぇか?
仕事休みなんだろ?
柚留がそう言ってたし。」
「休みですよ。
柚が休めって言ったので。
でも私お客様とはそういった事はしないと決めているので遠慮しておきます。
今日は助けていただいて本当にありがとうございました。」
頭を下げ、帰ろうとした時に腕をつかまれた。
しかも結構な力で…。
「あの……?」
育「今のお前は何だ?」
「は?」
育「キャバ嬢としてこの店にいるのか、プライベートとしているのか。
どっちだ?」
「え…今はプライベートですけど……。」
育「だったら問題はねぇだろ。
俺とお前の今の関係は客じゃねぇ。」
確かに言われてみればそうだ。
私は今、キャバ嬢としてここにいるんじゃなく、プライベートでいるので誰といても問題ない。
客という関係でなければ断る理由がない。
でも正直、キャバ嬢としての私を知っている人と関わるのは嫌なんだよね…。
「で…ですが……」
断ろうとしたが上からかぶせて言ってきた。
育「だったら本名教えろ。
使い分ければいい話だ。」
何を言っても聞き入れてくれそうになかったので諦めた。
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