はぁーっとため息をついてから彼らと向かい合った。
「帰るか帰らないかは私の自由ではないですか?
馴れ馴れしく触らないで下さい。
……気持ち悪い。」
思ったことをさらっと言ったが頭にきたみたいで私の腕をつかんでいる手に力が入ったのがわかった。
……正直痛い。
男「お前…調子乗ってんじゃねぇぞ?」
「調子になんて乗ってませんよ。」
男「そういう所が調子乗ってんだよ。
……連れて行くぞ。」
「はぁっ!?
離しなさいよ!!」
いきなり何処かへ向かいだしたのか体を引っ張られた。
抵抗してもびくともしない…引っ張られる。
それでも必死に抵抗していると後ろから声がした。
育「…何してる?」
声を聞いた瞬間誰だかわかってしまった…。
毎晩のように聞いている声だから……
「花森様…。」
育「その女…どうするつもりだ?
俺のんに手出すってことはどういうことか…わかんねぇの?」
男「花森…組の……っ!?」
男「やべっ!!
すすすいませんでしたぁぁぁっ!!」
男達は慌てて去っていった。
あまりの突然の事に頭がついていけない…。
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