育斗も何も言わずぎゅっと手の力を強めてきた。




「私と出会ってくれてありがとう。」



育「俺のほうこそ…ありがとう。」



「私ね、子供は3人欲しいな。
それでピクニックとかしてみたい!」



育「3人でも4人でも5人でも……何人でもつくるか。」



「そんなに産めないし!!」




そう遠くないであろう未来の話をしながらのんびりと私の家までの道を歩く。
2人で思い描く家族像を幸せに浸りながら話した。










今でも思う

これって夢なのかな、
これって現実なのかな、って








育斗に会うまでこんな日がくるって想像すらしていなかったから…






"ありがとう"






何度言っても足りないくらい感謝してます







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