「もちろんです。」







だって……









「育斗の事愛してますから。」




微笑みながらはっきりと言った。
すると育斗がぎゅっと手を握ってきた。

もちろん私も握り返す。




育父「そうか…。

育斗、半端な気持ちじゃないか?」




育「俺は本気だ。
本気で若葉を愛してる。」



育父「それなら…大丈夫だな。

俺が病気になって、育斗には大きな負担を与えることになってしまった。
まだまだ俺が組長でいなければならなかったのに…。
俺がしてやれることは組長としてのお前の負担を減らすことだと思っていた。
だが……その必要はなかったみたいだな。





お前たちを認める。
二人でこれからは乗り越えていけ。」





育斗と顔を見合わせた。






二人「「はい!!」」





こうして無事、婚約の件をなくすことができた。
そして私たちはきちんと親に認めてもらう事ができた。




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