家に帰り、部屋にこもった。
……育斗と別れたんだよね。
私は携帯を取り出し、開いた。
すると何件ものメールが届いていた。
そのメールを読まずに捨てて、受診拒否設定にする。
「…育斗……愛してる…。」
離れてても、あなたが他の人と籍を入れようと…私はあなたを愛し続けるだろう。
「…働こう。」
柚にメールを入れ、仕事に行く事にした。
「またいらしてくれたんですね。」
今は昼間の事を頭の片隅にやり、笑顔を作りながら接客をしている。
客「魅姫ちゃんに会いたくて来たよ。
今日は何にしようか。」
「ふふっ…ありがとうございます。
私も会いたかったので嬉しいです。」
客「口が上手いな。
食べたい物とかあるかい?」
「それじゃぁお言葉に甘えて…フルーツがいいです。」
客「わかった。」
それから終了時刻まで無事育斗が来ないまま過す事が出来た。
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