家族の問題が解決し、平和な日々が続いた。
もちろん私と育斗との関係も良好。
お店にいる時は客として、プライベートでは恋人として接している。
ちなみに遊園地には約束通り行った。
手作りのお弁当…恥ずかしいくらい誉めてくれた。
そして今日もデートだったりするんだよね。
今は待ち合わせの5分前。
場所は近くのショッピングセンター入り口。
育「悪い、待たせた。」
「そんなに待ってないよ。
それに待ち合わせの時間まだだし。」
育「さんきゅ。
んじゃとりあえず店まわるか。」
「うん!!」
当たり前のように手を繋ぎ、中に入った。
たわいない話をしながら服を見たり、選んでもらったりした。
そしてふとジュエリー店が目に入った。
するとそれに気づいた育斗が店に入ろうと言ってくれたので中に入る事にした。
「わー…」
中にはキラキラしたものばかりで大げさかもしれないけどまぶしい。
そんな私をよそに、育斗は店員に話し掛けている。
そして店員と一緒に戻って来た。
育「指のサイズ測ってもらえ。」
「え…なんで?」
育「いいからほら、すぐ済むしやってて損はねぇだろ。」
確かに損はないか…私は言われたとおり店員さんにサイズを測ってもらった。
そしてしばらく店の中をうろついてから出た。
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