しばらくして育斗がいる事を思い出し、お母さんと離れた。
育「よかったな。」
「ありがとう。」
母「本当に…ありがとうございました。」
育「当たり前のことをしただけだ。
それより……わかってるな?」
母「わかっています。」
育「ならいい。
若葉、今日は帰る。
また店に行くからな。」
若「うん、待ってるね。」
こうして育斗は帰っていった。
それからお母さんと今までの事を話した。
もちろん仕事のことも…。
キャバ嬢で№1ということを言うと複雑そうな顔をしながらも喜んでくれた。
母「仕事…変えたら?
私も働いてるしもう無理する必要ないのよ?」
「…私は続けたい。
純粋にお客様の笑った顔が見たいんだ。
最初は借金とかのためだったけど今は違うの。」
母「そう…。
それなら頑張りなさい。
まぁでも花宮さんみたいな恋人がいるなら安心だわ。」
「育斗…すごく優しいんだよ。
私に勿体ないくらいね。」
母「良かったじゃない。」
お母さんとの久々の会話は途切れることなく弾んだ。
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