夜×裏 -運命のヒト-





育「てめぇっ!!」



今にも殺しそうな目つきで五十嵐に殴りかかった。
そんな育斗を必死に止めに入った。



「私は何もされてないから!!
だから落ち着いてよ!!」



育「若葉を誘拐した時点で死刑確定なんだよ!!」



「本当に大丈夫だから!!
っていうか逆に心配してもらってただけなの!!
私のためにこうしてくれたの…。」




抱きつきながら説得するとぴたっと動きが止まった。
そして私を抱しめてきた。





育「よかった…無事でよかった……。」



「ありがとう…。」




良い雰囲気のだったのに五十嵐によって壊された。




五「俺いる事忘れんなよー。

っていうかお前まじなんだな。」



育「憂也(ユウヤ)…まじに決まってんだろ。」



五「まぁ若葉ちゃんもまじみたいだし、俺はもう首つっこまねぇよ。」



「憂也…?」



五「あぁ、俺五十嵐憂也っていうんだ。
…さん付けじゃないだけマシだけど、できれば五十嵐じゃなくて憂也って呼んで欲しいな。」



育「呼ばなくていい。」




ヤキモチかよー、可愛い奴だなー

…と、五十嵐は育斗をからかっている。


そしてついに頭を殴られた。




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