しばらくしてから若葉の母親は目を覚ました。
そして何が起こったか思い出した。
母「わ…若葉っ……。
どうしよう…どうすれば……」
許されるとは思ってない。
むしろ私がしたことは許さないでほしい。
謝るだけで私の罪が消える訳じゃ無いから……。
これから、そうこれから償っていこうと思ってる。
新しい父親を連れて幸せな家庭を築いていきたいって思ってた。
なのにどうしてこうなるの…?
私のせいでまた若葉を傷つけることになるの…?
このままじゃ駄目だ。
何か方法があるはず……そう考えていると1人の名前が思い浮かんだ。
母「花森育斗……たしか五十嵐さんが言ってたはず…。」
どこにいるかなんてわからないけどとりあえず外に出ることにした。
周りの人に聞き、居場所を突き止めようとした。
その時……
育「お前か?
俺の事聞きまくってる女っていうのは。」
目の前に独特のオーラを持った目つきの悪い男、つまり育斗が立っていた。
母「あなたが…花森育斗……?」
育「だからなんだ?」
母「むっ娘を助けて!!
やくざに連れ去られたの!!
あなたの名前言ってたからっ…お願い……。」
育斗は訳がわからないというような顔をしていた。
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