「今日は来ていただいて本当にありがとうございました。」
斎「また来るから。」
豊「そんときは相手してくれよ。」
「喜んで。」
二人を見送ってから花森様の所へ向かった。
が、彼の隣りには№2の華がいた。
華は枕営業で№2の座についている。
華「華森さぁん。
今日ねぇ、華暇なんだぁ……。
…この後ホテルいこぉ?」
腕を絡ませながら上目遣いで花森様に必死で媚びをうっている。
同じ女として気持ち悪く見えるのは私だけなのだろうか……
そっと花森様に近づいた。
「お待たせしてすいません……と言いたいところですが、私他の所へ行きましょうか?
華がついてるみたいですし…」
育「来い。
俺は魅姫に会いにきたんだ。
お前消えろ。」
華は私を睨んでから違うテーブルについた。
そして私がそっと花森様の隣りに座った。
「さっそく来てくださってありがとうございます。
華が何か迷惑をかけましたか?」
育「…うざかった。」
「申し訳ありません。」
育「なぁ……俺の女になる気ねぇのか?」
……昨日もいわれたような気がするのは気のせい?
「私は簡単にほいほい着いていくような女じゃないですよ?
なりません。
昨日も言いましたが私にだってプライドがあるんです。」
育「ククッ…ますます欲しくなる……。
かっこいいな、お前。」
「ありがとうございます?」
素直に喜んでいいのかわからず疑問形になってしまった。
それから高い酒を注文してくれた。
しばらくして満足したのか帰る事になった。
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