なんかドキドキしてきた
緊張するな


「こんにちは。西野拓也です。早田美子ちゃん?」
きたー!やばい、かっこいい。

「あ、はい。早田美子です」
こんにちはって言うの忘れた…

「僕を選んでくれてありがとう」
笑顔かっこいい

「いえいえ!あ、よろしくお願いします」

「敬語使わなくていいよ」

「はい。でも私の方が年下だし…」

「関係ないよ。でも何歳?」

「17歳。高2です」

「そうなんだ!年近いね」

「うん」
話してるだけでも充分だ
そのくらい今嬉しい気分だ

「そうだ、今度デート行かない?」
デート!?行きます!行きます!

「はい!」

「ねぇ」
彼が私の方へ近づいてきた
そして私の隣に座った

「美子ちゃんって呼んでいい?」
近い!!でも嫌じゃない

「うん、いいよ。西野くんのことなんて呼べはいい?」
なに、なれなれしく西野くんなんて言ってんだろう

「好きに呼んでいいよ」

「じゃあ、拓也くんでいいかな?」
すこし拓也くんの顔が赤くなって照れてるようにみえた

「いいよ」