2人とも言葉を失っていた。 手紙に書いてあった内容はまるで 私達を貶めるかのような、 絶望の底に 貶めるかのような… 仕組まれているとでも言うように 次から次へと 壁が私達をふさぐ。 『別紙でごめんなさい。 お父さんとは離婚しました。』