「お兄さんが事故に遭われた。 意識不明の重体だったそうだが、 先ほど意識を取り戻したらしい。 すぐに病院へ向かいなさい。いいね?」 事故? 何事かと思えば、そんなことか。 … 死んでしまえばよかったのに。 「…はい。分かりました。」 小さく返事をし、 病院へ向かった。