「正解よ。」
先生の声も聞こえなくなるぐらい頭が痛い・・・。
体が熱い・・・。
歯を食いしばって、自分の席につく。
通るたびに、おびえる顔をみていたはずなのに・・・。
今日は・・・心にぎゅっと来る。
さびしい感情とか、全て吐き出してしまいそうだ。
ぼーっとしていると、その日のもう放課後で・・・。
『もう放課後か・・・。』
今日も誰とも話さなかった。
変わるかもしれない現状をずっとずっと願ってきた。
それでも、なにひとつ変わらない。
あの日から・・・ずっと。
ふらふらと立ち上がって、教室を出た。
もちろん他の子は誰かと一緒に帰っていたりしているけど、私は一人。
一人は・・・楽だ。
傷つけることも、傷つくことも無いんだから。
熱が・・・あるからだ。
こんなことを考えてしまうのは。
だから・・・明日になれば良い。
だって・・・。
なきたくなるんだもん・・・。