「この不等式を数学的帰納法で証明するには、n=1とn=k+1を証明する」 「ふむふむ」 「n=1は1を代入するだけだ。問題は、n=k+1の場合な」 「ほうほう」 「これはn=kが成り立つと仮定した時の式を使うんだ………って、聞いてる?」 「うんうん……え?」 「……聞いてなかっただろ」 「…………!」 今日も俺の彼女は無邪気です。