巣に帰ってきたコッキーはいったん自分の部屋へ ボールと輪を置きに行きました

部屋から自分の担当の幼虫部屋へ行くとちゅう 休憩室の前を通ると 中からミッキーとリッキーの声が聞こえてきました

「コッキーはバカよね ただのアリで終わりたくないなんてムダな努力して… そんな時間があったら仕事をカンペキにこなしなさいよねぇ?
ホント 使えない子だわ
そう思わない?」

と ミッキー

「ミッキーさんの言うとおりです
ホントに何を考えてるのやら…

働きアリは働きアリらしく 働いていればそれでいいんですよね?

あたしがミッキーさんの立場でもそう思いますわ」

と リッキー
2匹の会話を盗み聞きしていたコッキーは また涙があふれてきました

そのコッキーの肩をうしろから誰かがトントンとたたきました

コッキーが振り向くと そこに立っていたのはムッキーという雑用のスペシャリストのアリでした