「じゃあ 始めるわよアリさん まずボールだけど あたしのダンナさんのようにサッカーがしたいの?
それともあたしのようにボーリングがしたいの?」

花子の問いにコッキーはこう答えました
「あたしは花子さんみたいになりたいのでボーリングがいいです」

それに対して花子はこう言いました

「まぁ けなげなアリさんね
あたしを目指そうと言うのはいいけれどあたしは教え方に手をぬかないわよ ついてこれるかこれないかは別として ガンバってやるのは良いことだから教えてあげるわね そこに小さなボーリングのピンに代わる物はないかしら?
あったらそれを10コピンの様に並べなさい」

そう言われてコッキーは辺りを見わたすと ちょうど小さな枯れ枝が一面に落ちていました

コッキーはその中から10コのカケラを拾うとピンと同じように並べました
「花子さん ありました
これでいいですか?」

コッキーの声にうなずくと花子はこう言いました

「では 練習を始めましょうかね アリさん」