あたしたちは他愛もない話をしながらしばらく歩いた。 通り過ぎていくのは畑へと向かうお婆ちゃんやお爺ちゃん。 今更ながら、若い子なんていない。 ギラギラと光る太陽。 地面からの熱が凄い暑く感じる。 「…暑い」 思わずあたしの口から言葉が零れた。 無意識に出た言葉だった。 康介はチラリとあたしを見ると、 「ちょっと待ってろ!」 そう言って走っていってしまった。