そこであたしは1つ思いだした。 忘れそうになった、本来の目的を。 「あの…さ」 「なんだ、まだ何かあるのか?」 少年は面倒そうに眉にシワを寄せる。 あたしは暫し口をモゴモゴさせると、恥ずかしがりながらもの言葉を口にした。 「遊びに付き合う…から…帰り道を教えて…」 「帰り道?」 「…そう。 小さな商店まで連れて行ってくれればいいんだけど…」 「もしかして迷子か?」 ゆっくりと頷いたあたしが大爆笑ものになったことは言わずしても分かるだろう。