魔物に恋をしてしまった


「おい、いい加減 起きろよ」

その声で目を覚ますと教室だった

椅子に座りながら机に伏せて寝ていたみたい

周りは真っ暗じゃなくて少し日が暮れていた


唇が少し切れてる…


夢でも幻でもない


急いで椅子から立ち上がり教室から逃げようとする


パシッ


一瞬で腕を捕まれた

「近づかないで!!どっか行って!顔も見たくない」

「できねーな。もう、誓約しちまったし。俺が離れたらお前は死ぬぞ?」


「意味わかんない!!なんなのよもう!!無理やり人のファーストキス奪っておいて今度は死ぬ?もう止めて…」

「落ち着け。まず話を聞け。」


「言い訳でもするつもり?」