それじゃあ、あたしが負けたら 翔はあたしに何を言うつもりなんだろう。 宿題写させろ、とか 食べ物奢れ…とかだよね。 …負けられないな。 「結衣、やろーぜ!」 部活終わりの翔が、汗を光らせながら来た。 『うん!あたし調子いいから絶対勝つよっ』 そう言ってシュートを打ってみる。 スパッときれいに入ったシュートから、あたしと翔の勝負が始まった。 そして……