そんなことを続けているうちに、あの日から一週間が過ぎた。
翔も諦めたのか、もうあたしに話しかけに来なくなった。
それがさみしくないって言ったら嘘になるけど。
けどあたしのせいだし。
しょうがないよね…
「ねぇ、あんたら最近なんかあったの?」
『え、なんで?』
机に座ってボーッとしていると、急に友達からそう言われた。
「だって全然話してないし、喧嘩でもしたのかと思って…」
心配そうに、言葉を選びながら言う。
喧嘩…ではない。
ただ気まずいだけ。
けどそんなこと言えないし。
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