【私が君を愛した理由】



洋服屋のガラスに映る「昔と変わった自分」を見て思わずため息をついた。




「やっぱもうちょっと女の子らしくならなきゃダメかなー。」



女の子らしさがまったく無いかと言われれば、そうでもない。
やっぱり20歳の女の子だ、一応少しは気を使っているつもり。


・・・だけど



雑誌を読み漁り、

月1で美容室に行き、

自分に似合う化粧を研究し、

暇さえあれば洋服を買いに街へ出る。



そんな「あの頃の私」はもうどこかへ行ってしまった。