お城からでるとそこには
たくさんの小さな家がありました
あれはきっと
村人さんたちのいえ

さまざまな色の明かりがついていてとてもきれいです

お姫さまがそれにみとれているとツバメは言いました

「お姫さま。あなたはどこにいきたいのですか?」

お姫さまは迷わずに言いました

「お花畑にいって普通の子みたいにお花を積んで遊びたいわ!」

「わかりました。お姫さま」

ツバメはそう返事して
お花畑のある森へ飛んでいきました

少し飛んでいると
下には月の光で綺麗に咲き誇るたくさんのお花がありました。

ツバメはそこへ降りました

すると
お姫さまは

「わぁ!すごいわ。絵本でしかみたことのないお花がたくさんあるわ!!ツバメさんありがとう。」

と笑顔でいいお花畑に走っていきました

お姫さまがお花畑でお花を積んでいるとそこにはお姫さまと同じぐらいの男の子がいました。

お姫さまは思いきって話しかけてみました

「こんばんわ!ねぇ、一緒に遊んでくれませんか?」

すると男の子はお姫さまに笑顔でいいました。

「うん、いいよ」

その時
お姫さまは恋におちました。

男の子はお姫さまの手をにぎっていいました。

「君はどこからきたの?」

「私はこびとのお姫さま。お城からきたの。あなたは?」

「ボクはお花の王子さま。あそこに小さなお城があるでしょ?そこに住んでいるの。」

「そうなんだ!!なんで王子さまはここにきたの?」

「散歩をしにきたんだよ」

「お外へでても怒られないの?」
お姫さまがそう聞くと王子さまはいいました

「君はなんでここへきたの?」

お姫さまは下を向いていいました
「今日はわたしの誕生日なのにパパはお外へだしてくれないの。だからこっそりと抜け出してきたの」

王子さまはびっくりしました

「そうなんだね」

しばらく
王子さまと話したり遊んでいると
ツバメが近づいてこう言いました「お姫さま。もうそろそろお城へ戻らなければなりません」

お姫さまはいいました