死ぬ気で一馬のアタックを交わそうとした俺だったが、動けない時点で死亡フラグ。
あっさりと捕まえられそのままーーーー…。
続きはご想像にお任せします。


再びベットの上で目覚めた俺は、気になってたことを口にする。

「俺さ、着替えるときに鍵かけたんだよな」

「そーなんだー」

「なのに一馬入ってきたよな」

暫くの無言。一馬を睨むと、苦笑いしてた。

「どーやって入った?」

「いやぁー、結構前からなんだけどさ。ちょっと翔のお着替えシーンが見てみたくて鍵壊しておきました★」

「変態」


なるほど、こいつには変態から常人に戻ることは今後も不可能な様だ。
つか壊すってなに。人の物荒らしてんじゃねぇよ。

「怒ってるー?」

「別に、呆れただけ」

「そーゆー寛大なとこ俺好きー!」

不覚にもびっくりした。
いきなり言うな、心臓に悪い。
こっちにも心の準備ってのがあるんだよ。さらっと言えるとこがまたムカつく。
なんで俺なんかが良いんだろ。

「翔は俺のどこを好きになったのー?」

「お、俺は…」

「俺が翔を好きになった理由教えてあげよっか。
まず可愛いからで、無自覚ってのがまたくるよな。うん。
んで実はすっごい優しいし、でも素直に伝えれない不器用なとことかマジ萌えポイント。
それとー…「も、もういいっ!!」えーまだいっぱいあるのに」


まだ言おうとする一馬の口を塞ぐ。

「もう充分だから、これ以上言うなっ!」

めちゃくちゃ恥ずかしい。顔の温度がグンと上がったみたいだ。
本当にこれ以上言わないで欲しい。
心臓バクバクしすぎて、もうすぐ死ぬんじゃないかって思ってるんだから。
今の状態でこれなんだから、これ以上は本当に勘弁。