私は二人に聞いた。

「ねぇ、何でこの前、笑ったの? リハルサは赤くなってたし。」
「…まだわからないのですか?」
「教えてくれないの?」リハルサはうつむいたまま言った。
「ミハリスさんは、…カリレムさんが好きですか?」
「うん、好きだよ?」
「軽すぎでしょう。そうゆう意味じゃないですよ。」
私の言ったことに対して何かしら口を突っ込んでくるトユイル。

何で? だってカリレムさんのこと好きじゃなきゃ護衛なんて…。



「ミハリスさんが言っているのは、人間として、でしょう?」
「え? …違うの?」
「はい。私が言っているのは、カリレムさんに恋愛感情を持っているかどうか、ですよ?」
命を預けた主に恋愛感情? いや絶対そんなことは…。