新撰組と千本桜の下で生きてきた最強少女












夕御飯を食べ終わった私は、寝る支度をした。













布団に入ろうとしたら、なにやら外が騒がしいことに気づいた。












―――――ガキンッ…!










刀と刀が交わる音が聞こえてきた。














私はすぐさま、刀を持ち外に出た。


















薄々予感はしていたが、やっぱり…

















「やっと出てきたな。桜蓮華。」



















『黒蓮華…!』















黒蓮華の反対側に立っているのは血まみれになった土方だった。




















「凜!!お前は部屋に引っ込んでろ!」














土方は私に叫んだ。














私は黒蓮華に、突っ込んだ。













―――――ガキン…!ガッ…!













『あんたのせいで沖田は!!』













「俺のせい?死んだのはあいつの勝手だろう?死にたくないと願えば長生きできたはずだ。」
















『長生きなんて…あんたが心臓貫いた時点で沖田は助からないんだよ!』















私は怒りに任せて、刀を振り回す。
















だが、黒蓮華にはそんな攻撃も空しく、私は押し倒されてしまった。


















首もとに刀を当てられる。


















『どうして…関係ない沖田の命を…』
















私は涙を流しながら黒蓮華に訴える。


















黒蓮華は口の端を上げて言った。