「新撰組の隊士はいつ自分が死ぬかとかは前もって心得てる。総司もそれくらいのことはわきまえていたはずだ。俺も、隊の奴等を亡くしたことがあるがいつまでもクヨクヨしていたんじゃ、あいつらの未練が報われないだろう?戦場で散っていった奴等は勇者として、心に留めておけばいい。お前の心に留めておくのは、総司だ。そうすればいつの間にか、悲しみなんぞ吹き飛ぶものだぞ。」
斎藤さんは言い終わると、食事の続きをした。
そうか…いつまでもクヨクヨしてちゃいけないんだね。
しっかりしなきゃ。
私は一番組の組長なんだから!!
