『あ…あぁ…。』
沖田の体が地面に倒れる。
私は黒蓮華の顔面に頭をぶつけて腕から逃れた。
そして、沖田の元へ行き、上半身を起こした。
『沖田…ねぇ…沖田!!』
沖田はうっすらと目を開けると私に言う。
「あ〜あ…やっちゃったよ…近藤さんの盾になるつもりが…これじゃ…志が台無しだ…」
『もうそれ以上喋らないで。』
「ハハ…そんな顔しないでよ…こんなときこそ笑わないと…」
『笑えるわけないじゃん…!』
私の涙が沖田の頬を濡らす。
「お願いだから…笑ってよ…。これで、最期の願いだからさ…」
私はこれで最期なんて思いたくなかったけど、沖田の願いに答え、笑顔を作った。
涙は止まらなかったけど…
「きれいな笑顔だ…土方さんが…無茶しないように…しっかり…見てて…ね…」
私の頬に触れていた沖田の手が力なく地面に落ちた。
『お…きた…?ねぇ…返事してよ!!お願いだから返事して…うわーん!』
私は沖田の亡骸を抱き締めて泣きわめいた。
