『沖田は…風邪引いたから。』 私は正直に労咳だとは言えなかった。 土方は私に鋭い目付きで言った。 「熱はあるのか?」 『あるよ。それも、かなり高い。』 「そうか…じゃ、朝一番の巡察は斎藤にでも頼むかな。」