次の日の朝。











―――――ゲホッゲホッ!








誰かの咳き込む音で私は起きた。














今は布団が一枚しかないため、沖田は何も掛けずに寝ていた。












咳き込んでいるのは沖田。











『ちょっと、大丈夫?風でも引いた?』











私は沖田に布団を掛けながら言う。













「ゲホッ…あぁ、凛ちゃん。もう起きたの?早いね…ゲホッゲホッ…。」