――――あなたの回りにいっぱいいるじゃない。歳君や総ちゃん、平ちゃん、左之助、新八君… 『何で…あの人たちは確かに私の恩人だけど…守ってくれる人たちじゃないよ。』 ――――それは後々分かること。そろそろ時間だ…この話は…またあとでね… 桜が消えるのと同時に私は目を覚ました。 『守ってくれる人…』 私の頬を何か暖かいものが伝う。 触ってみると、今までどんな悲しいことがあっても流さなかった涙が伝っていた。