気づけば私たちは、いつもの公園にいた。 そして、自分でも無意識で西の千本桜の元へ歩き出した… あの悲劇から私たちの生活はおかしくなった。 転べばすぐに傷が治り、春になると桜に向かってしゃべりだす。 ―――――化け物!!―――――― こんなあだ名がついた。