土方は隊士たちに言った。 一人の小柄な隊士が前に出て、試合を開始する合図を出した。 「オラ!!」 来た来た、土方の真っ正面から付く攻撃。でも、私には関係ないな。 私は右手に持っていた木刀を左に持ちかえ、ガードした。 ――――――ガッ!!――――― 「お前、左利きだったのか。」 土方は攻撃をしながら私に言う。 『左利き?誰がそんなこと言いました?私は左利きなんかじゃありません。』 土方の攻撃を止めながら私は言った。