『優翔ぉ…これから私たちどうなっちゃうの?』
優翔は檻の外を見つめながら言う。
「分からない…でも大丈夫。俺が守ってやるからよ。」
―――――コツッコツッ…
足音が私たちの檻に向かって近づいてきた。
そして、檻の前で止まると鍵を開ける。
啓太が飛び付いてくろずくめの服を掴むと言う。
「俺たちをどうするつもりだ!!」
黒1「どけっ。お前は今、必要ない。必要なのは、そこにいる女だ!!」
くろずくめは私の腕を引っ張って無理矢理外に連れ出した。
『やめてっ!離して!』
「凛!お前たち、凛をどうするつもりだ!!」
優翔が叫ぶ。
