「ありがと。」 そう言うと、沖田は私にキスをする。 『ねぇ、総司。私の過去、知りたい?』 「うん。恋人同士だもんね。そりゃ知りたいさ。」 『分かった。少し長くなるからあそこに座って話そう?』 私たちはすぐ近くにある椅子に腰をかけた。 そして、私は初めて他人に自分の過去を語った。