どうしよう… 私に何ができるの…? あんなに苦しんでる黒蓮華をただ見ているだけなんて… 紅蓮華は不気味なオーラを放つ黒蓮華に突っ込んでいった。 またもや黒蓮華の不気味な笑い声が響く。 「たかが千本桜の主がこの俺に勝てるとでも思っているのか?」 一度だけ、刀が交わったが、紅蓮華は黒蓮華の異常な力に押し倒されてしまった。 そして、倒れた紅蓮華の首に黒蓮華は刃を突き立てようとした。 だが… 「ぬぉ…貴様…」 「俺の体で、隊長を殺すんじゃねぇ…」 『優翔!』 私は必死に友の名前を呼ぶ。