私は白蓮華に言う。
『ねぇ!どうして…どうして戦うの!?上様の命令だから?』
白蓮華は静かに言う。
「貴様を連れ帰る…それが俺たち桜嵐隊の仕事だ。」
『桜嵐隊…何であなたたちが殺しの特攻隊に入ってるの?前は入りたくないって言ってたじゃん!』
「黒蓮華が言い出したことだ。東の主の地位が他の主よりも少し高いことは知っているだろう?」
『だからって…どうして断らなかったの!?』
「俺は、刀と生きる。刀のためならば何でもやる。今やるべきことはお前の盾になろうとしている新撰組を全滅させること…同時にお前を連れ帰ることだ!!」
白蓮華は容赦無く斬りかかってくる。
―――――ガキンッ!!ガキンッ!!ガッ…
私は確実に押されている。
沖田の方を見てみると、血まみれで戦っている。
その状況で青蓮華が挑発する。
「おいおい。もう終わりか?たく…人間って本当に非力だよな〜」
沖田は刀を地面にさし、体を支えながら言う。
「僕は…負けるわけにはいかないんだ。凛を守るって決めたんだ!!」
青蓮華は爆笑しながら沖田に言う。
「約束?そんなんする必要あんのかよ?どうせ死んだらそれで終わりだぜ?約束果たす前になぁ。てか、その前に新撰組があいつを守れんのかよ?無理にもほどがあるぜ。」
