―――――どうしよう…私一人で相手にできる人たちじゃないし…
黒蓮華は後ろにいる二人に言った。
「青蓮華。白蓮華。桜蓮華を捕らえろ。」
「あいよ。」
青蓮華と言われた人は私を押さえつけた。
―――――青蓮華…?何であんたまで…白蓮華も…。
かつては仲の良かった人たちが何で黒蓮華の見方に?
『やめてっ!!放してー!』
私は精一杯叫んだ。
すると。青蓮華の手が私の口をふさいだ。
白蓮華は私の顔を覚めた目で見ながら言う。
「黙れ。なるべく貴様に傷をつけたくない。」
私は顔を振って青蓮華の手を振り払い、言った。
『どうしてっ!?何で黒蓮華の仲間なんかになってるの?みんなどうしちゃったの!!』
白蓮華は、静かに言う。
「お前が消えたあと、すぐに俺たちのところに連絡が来た。黒蓮華と桜蓮華の式をあげると。だが、黒蓮華がお前の家に行ったところお前がいなかった。」
