宴も終わり、私は一足早く部屋に向かった。
―――――…?
誰もいないはずの部屋から人の気配を感じる…
私は刀に手を添えると部屋に入った。
『あんたたち!!何者!?』
暗くてよく見えないがどうやら三人いるらしい。
笑い声が聞こえる。
そして、一番嫌な声が聞こえた。
「ククッ…俺のことをもう忘れたのか?」
私は数歩後ろに下がった。
『な…何で屯所の中にまで入ってきてんのよ…黒蓮華!!』
月明かりが黒蓮華の横顔を不気味に照らす。
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